自己破産の前に

身近になった借金問題について考えること

ここ数年コマーシャルでも借金問題や任意整理など数多くの法律事務所が出ていますが、それは借金問題を解決しようと相談者が増えているんだということだと思います。以前は弁護士に依頼する借金問題といえば自己破産というイメージでしたが、最近では過払い金請求や任意整理など様々です。今や奨学金など何らかの借金やローンを背負ってる人は多くいます。どうにかして減らしたい、取り返したいと思うのは当然だと思いますが、必ずメリットがあればデメリットもあるんだと理解した上で依頼して欲しいと思います。おまとめローンの利用も泥沼への道です。私の友人は家族に内緒の借金があり返済のために借金をするという自転車操業になっており、誰にも相談出来ず心労から体調を崩してしまいました。お見舞いにいった際 事情を聞きお金を貸して欲しいと頼まれました。私が貸せる金額では到底返済額には見合わず残りは任意整理をすることになりました。弁護士の説明では家族に内緒で任意整理出来るとのことで手続きを依頼しました。友人の借金は毎月の返済額も減り 私にも毎月きちんと返済しています。借金を返済しようと意欲的に頑張ってる友人を見て本当に良かったと思っていたのです。ところが、しばらくたって友人から借金のことと任意整理をしたことがご主人にわかってしまい離婚をしたとの報告がありました。

 

 

任意整理をしたことで、今まで持っていたクレジットカードも使えなくなり、もちろん新規で作ることもできません。家族で買い物に行きポイントや優待でクレジットカードを使うことは当然になっている状況でクレジットカードが使えない、持てないというのは ご主人にとって余りに不自然に思ったのでしょう。問い詰められた友人は全てを打ち明けたそうですが、借金の時点で全てを打ち明けて欲しかったと、隠し通そうと任意整理までしたことが、ご主人にはショックでこれからの信頼関係を築くことは無理だと離婚を言い渡されたそうです。

 

結局は、ご主人は借金の時点で打ち明けてくれていれば一緒に返済していけたのにと友人はご主人に迷惑かけてはいけないとお互いを想う心があったのにと思うと残念な結果でなりません。

 

もしあなたが、借金に苦しみ法的手段をお考えなら、依頼をする前に大切な人に打ち明けて欲しいと思います。私の友人のように後でわかってしまい後悔する人も、もちろん全く周りに知られることなく完済する人もいると思いますが、今回のことで私は法的に楽になることと自分の気持ちが楽になることは違うんだと感じました。

 

安易に出来る方法だと思いがちですが、デメリットの部分や、大切な家族を傷つけ失うこともあるかもしれないと思って決断して下さい。お金は働けば手に入ります。でも大切な人は戻ってこないのですから。